身近なWant toが行動力の源泉になる 2/2
前回のあらすじ
- want to(〜したい)」の思考になると、モチベーションを自発的に維持することができる
- ただし、「want to(したいこと)」の内容のレベルが高すぎるものになると、モチベーションとして機能しなくなってしまうことがある
人を行動に向かわせるために必要なもの
前回の記事で「大きすぎるwant toはモチベーションとして機能しないことがある」と書いた。
では、どのようなwant toを持つのが良いのか?
それは、「行動に直結するもの」である。
どういうことか。
ここで前回でも紹介した『すごい「実行力」』から引用したい。
「能率を上げたい」は動機付け条件というより目標です。それを達成する手段として「「無駄を探す」という行動が導き出されます。
この行動にフォーカスした時、「無駄をピックアップしたい」「問題点をひとつでも多く見つけたい」といった「無駄を探す」という行動が始まるためには「無駄を探したい」という動機付け条件が必要です。
すごい「実行力」 より引用
何かしらの目標を持った時、それを達成するために何かしら必要な行動(手段)がある。
重要なのは、その行動(手段)に対しての動機付け条件(want to)が必要なのだ。
これをサッカーで例えよう。
例えば「サッカー選手になりたい」と考えたとする。
そのためには「練習する」という行動が必要になるだろう。
その「練習する」という行動に対して動機付け条件(want to)が必要ということである。
例えば
「ライバルに勝つためには基礎技術が全然足りないから、追いつくためにもっと基礎技術を練習したい」
「パスは上手いが、ドリブルもできる選手になりたいからドリブルを練習したい」
のような感じである。
サッカー選手になりたいから練習する
これだと「練習する」という行動に対して動機付け条件がない。
大きなwant toだけだと良くないのは、そこに向かうための行動に対しての動機付け条件がないからだ。
実は今これを書いている自分も非常に苦戦しており、随分と難しいことをテーマにしてしまったと思っている(苦笑)
しかし、「これをなんとか書くことで一段と言語化能力を上げたいから書く」と、「この記事を書く」ことに対する動機付け条件ができた。
結果的になんとか形にすることができた。
この本に関してはいつかまたもう少しちゃんと深掘りして紹介していきたい。