「未来の自分」ならやると思っていないか?
未来の自分、理想の自分のために何か取り組みたいと考えていることはあるだろうか。
自分の場合はこのブログが1つこれに当てはまる。
しかし、自分に必要なことだとわかっていながらも、実際にはここ数ヶ月全く取り組めていなかった。
原因は様々だが、そのうちの1つにこんなことを考えていたような気がする。
「未来の自分はやっているだろう」
なぜか自分の中では未来の自分はちゃんとやっていることになっていたのだ。
ところが、実はこれはよくあることらしい。
「スタンフォードの自分を変える教室」という本でこのことが説明されている。
私たちは未来の自分のことをまるで別人のようにとらえています。すっかり理想化してしまい、いまの自分の手には負えないことでも、未来の自分ならできるはずだと高をくくります
実際に「未来の自分なら難しいこと、大変なことができる」と考えてしまう傾向にあることが実験からも出ているようだ。
しかし、結局未来の自分、理想の自分など存在しない。存在するのは「いつもの自分」だ。
「いつもの自分」の延長線上に「未来の自分」がいるのだ。
このことを考えると「今日できなければ未来でもできない」のだ。
だからこそ、このブログの更新も先延ばししたらその先もやらないだろうなとわかり、更新することができた。
何か理想の自分のためにやりたいこと・やるべきことがあるなら、
「今の自分がまずやろう」
未来の自分が本当に理想の自分になっているかどうかは「今の自分」にかかっているだろう。
今回引用した本はこちら
自然とアウトプットが出てくるには
ここ最近全然アウトプットができなくなっていた。気がつけばYouTubeを見てることが多く、本すらもまともに読めていなかったと思う。
ブログを書かなければという焦りのようなものは感じていたが、どうしても先が遠く感じてしまい、億劫になってしまって結局何もできずにいた。
何かしなければという思いの中、1つ新しいことを始めた。
かつて通った速読スクールの教材を使って脳を鍛えることにしたのだ。
教室が出している本は実際に教室で使っているトレーニングの内容が載っており、同じトレーニングをすることができる。
今まで出版されていた本はほぼ全て持っていたので、それらを使って脳を使うトレーニングを2種類を1セットとして週2回ほどやっていた。
10回くらいトレーニングをしたあたりだったと思う。少しずつ文字を読む体力が戻ったのか、読書量が増えてくるようになった。
結果的に本を読む量が少しずつ増えてきていた。
すると、少しずつ本から学んだことを行動に移そうとするようになったり、こうやって久々にブログを更新するほどにアウトプット力が戻ってきた。
この時に思ったのは
「インプットの量がある程度の量を超えてくると自然とアウトプットしたくなるのでは」
ということだ。
この考えを思いついた時にとある1冊の本を思い出した。
それが堀江貴文さんの「本音で生きる」だ。
実はこの本にほぼ同じようなことが書いてあった。
毎日脳にインプットする情報の量が、しきい値(境界となる値)を超えると、脳の中で情報のネットワークが生まれて、なんらかのアウトプットを発するようになっているのかもしれない。
アウトプットができずに困っているなら、何らかのアウトプットを発するようになるまでインプットするのがいいのかもしれない。
速読の本もちょうど新刊が出たタイミングだったので新刊のリンクを貼っておきます
トレーニングがたくさん載っており、実際に試すことができます
自分はこの中にもある「スピードボード」「ロジカルテスト」を週に2回やっていました
ストレスを解消するなら「消費」より「生産」なのでは
仕事で非常にストレスが溜まる出来事があり、相当イライラしていた。
家に帰ってからもそのストレスが全然消えなかった。
しかし、その日のうちに(日付はまたいたが)かなり解消できた。その気づきを書いておきたいと思う。
前回の記事にも書いたのだが、書く力を培いたいと思い、多くのメリットがあると感じた「Amazonレビュー」を最近書き始めた。
その日はまだ書いていなかったので、帰ってから「Amazonレビュー」を1つ書こうと思い、とある商品のレビューを書いて投稿した。
書き終わってみると、それまでほどイライラしていない自分に気がついた。
なぜなのか考えてみた。
おそらく「文章を書く」というアウトプットに頭をかなり使っていたからなのではと思う。
もちろん、「時間がある程度経って気持ちが落ち着いた」「あまり慣れていないこと(文章を書く)をやっていたことで集中力が必要だった」というのもあるだろう。
しかしここで言いたいのは「アウトプットする」ということが頭を使う重要な作業だった、ということだ。
この時に思い出した本がある。「東大集中力」という本だ。
その中で、考えてみれば「確かに!」と納得したが衝撃の受けた部分がある。
アウトプットするというのは、自分の頭を使わなければ絶対にできない行為です。
例えば「何か文章を書いてください!」と言われて、無意識で何も考えずにかける人はほとんどいないと思います。
「何を書こうかな?」「どういう構成で書こうかな?」「参考文献になる文章を最近読んだりしたかな?」と、ある程度何かを考えなければ絶対に文字にはならないはずです。
逆にいうなら、インプットというのは実は何も考えていなくてもできます。
「東大集中力」より引用
そう、「実はインプットは何も考えなくてもできてしまう」のだ。
確かに、アウトプットは頭のリソース、集中力をしっかりと割かないと形にならないが、インプットの代表的行為である「読む」「聞く」などは、集中力をわざわざ割いたりしなくてもできてしまう。別のことを考えたりしながらでもできてしまうだろう。
この「消費」を「インプット」、「生産」を「アウトプット」と言い換えても良いのではと思う。
例えば消費の場合、「好きなものを食べる」「YouTubeで動画を見る」などはわかりやすい例だが、これらは他のことを考えながらでもできてしまう。
つまり、イライラした出来事を思い出す、または入り込んできてしまう隙ができてしまうことでもある。
特に、マイナスの感情がプラスの感情より強い時はなおさらだ。
なので、プラスの感情(好きなものを食べた喜び、楽しい動画を見た時の楽しさ)を楽しむつもりが、ストレスを思い出してイライラしてしまったりする。
実際、これら(消費)を通してストレス解消したこともあるのかもしれないが、度々思い出してイライラすることのほうが多かったように思う。
それに対し生産の場合、今回の「Amazonレビューを書く」は書く内容を考える必要があった。参考になるものを調べて、それをどのように形にしようか考えたりもするので、そこに頭のリソース、集中力を割く必要がある。そのおかげで元々のストレスからちゃんと離れることができたのだと思う。
数をこなせる発信媒体で量をこなす
「発信する力」「アウトプットする力」をつけたいからブログが良いと考えていた。
ところが、もっと良いものを見つけてしまったかもしれない。
それは「Amazonのレビュー」だ。
理由はいくつかある。
・書くテーマが非常に明確(買った商品について)
・文の長さも長すぎないので、ハードルがそこまで高くない(長すぎるとおそらく読んでもらえない)
・タイトルを考える良い練習になる
・「自分の意見」がしっかりと書けるから、自分ならではの発信になる
・購入を考える人に向けて価値提供ができる
・分かりやすく書く練習になる
・読者が「その商品が気になっている人」なのでターゲットがはっきりとしている
など非常に多くのメリットがあることに気がついた。
実際に書いてみるとブログよりも書きやすいと感じている。始めてから2日、書いた数は既にこのブログの記事数とほぼ並んでいる。
これだけのメリットがあるもので文章を書く量が増やせたら、ブログでもいいものが書けるようになってくるのではないかと思う。
という気づきをせっかくなのでブログにも書いておこうと思った。
身近なWant toが行動力の源泉になる 2/2
前回のあらすじ
- want to(〜したい)」の思考になると、モチベーションを自発的に維持することができる
- ただし、「want to(したいこと)」の内容のレベルが高すぎるものになると、モチベーションとして機能しなくなってしまうことがある
人を行動に向かわせるために必要なもの
前回の記事で「大きすぎるwant toはモチベーションとして機能しないことがある」と書いた。
では、どのようなwant toを持つのが良いのか?
それは、「行動に直結するもの」である。
どういうことか。
ここで前回でも紹介した『すごい「実行力」』から引用したい。
「能率を上げたい」は動機付け条件というより目標です。それを達成する手段として「「無駄を探す」という行動が導き出されます。
この行動にフォーカスした時、「無駄をピックアップしたい」「問題点をひとつでも多く見つけたい」といった「無駄を探す」という行動が始まるためには「無駄を探したい」という動機付け条件が必要です。
すごい「実行力」 より引用
何かしらの目標を持った時、それを達成するために何かしら必要な行動(手段)がある。
重要なのは、その行動(手段)に対しての動機付け条件(want to)が必要なのだ。
これをサッカーで例えよう。
例えば「サッカー選手になりたい」と考えたとする。
そのためには「練習する」という行動が必要になるだろう。
その「練習する」という行動に対して動機付け条件(want to)が必要ということである。
例えば
「ライバルに勝つためには基礎技術が全然足りないから、追いつくためにもっと基礎技術を練習したい」
「パスは上手いが、ドリブルもできる選手になりたいからドリブルを練習したい」
のような感じである。
サッカー選手になりたいから練習する
これだと「練習する」という行動に対して動機付け条件がない。
大きなwant toだけだと良くないのは、そこに向かうための行動に対しての動機付け条件がないからだ。
実は今これを書いている自分も非常に苦戦しており、随分と難しいことをテーマにしてしまったと思っている(苦笑)
しかし、「これをなんとか書くことで一段と言語化能力を上げたいから書く」と、「この記事を書く」ことに対する動機付け条件ができた。
結果的になんとか形にすることができた。
この本に関してはいつかまたもう少しちゃんと深掘りして紹介していきたい。
身近なWant toが行動力の源泉になる
先ほど1ヶ月ぶりに記事を更新したのだが、ちょうど書いている最中に「書きたいテーマ」が出てきたので忘れないうちにもう1つ書いておきたいと思う。
ブログを最近なかなか書けなかった。「書かないと」とは思っていたものの、なぜか動く気になれなかった。
ただ、久しぶりに書いていた内に1つ、ヒントとして気づいたことがある。
それは前回の記事「まずは量をこなす」で書いた
「内容を意識して結局書けなくなる」のではなく、「量をこなして自然と書きたい内容が出てくる」というフェーズに入りたい。
前回の記事
「まずは量をこなす」
https://hayato-growth.hatenablog.com/entry/2021/10/28/204057
という部分である。
今までであれば、「何か書かなければ」などと「have to(〜しなければ)」の考え方だった。
ところが、ここで「〜したい(want to)」という考えを持つようになった。
この考え方について、面白いなと感じた本があったので紹介したい。
『すごい「実行力」』という本だ。
できる社員、できない社員と一口に言いますが、その違いはどこからくるのでしょうか。
できる社員をよく見ると、一様に「want to(したい)行動」をとっていることに気づきます。仕事をしたい、業績を伸ばしたい、だからもっと仕事をしたい。これが彼らの共通点です。
一方、できない社員の行動は消極的です。仕事が好きではないが、叱られるから働くしかない。つまり「have to(しなければならない)行動」をとります。
以前までの自分はこの引用の「have to(ブログを書かなければ)」という「できない人」の思考だった。、
これが「want to(量をこなして自然とアウトプットすることが次々と出てくるようにしたい)」という「できる人」の思考になった。
「want to」の思考になると、モチベーションを自発的に維持することができる。
これを勉強に例えると分かりやすい。
「have to」→「テストがあるから勉強しなければ」「やらないと怒られるから勉強しなければ」
一方、
「want to」→「英語の論文を読めるようになりたいから英語を勉強したい」「筋トレの成果を最大化したいので栄養学を学びたい」
どちらがモチベーション高くやれるかわかるのではないだろうか?
ただ、自分のブログを思い返すと、「want to」の思考がないまま始めたわけではなかった。
「文章力、言語化する力を高めたい」「いずれはブログで収入を得られるようになってみたい」などの「want to」思考はあった。
ただ、これらの目標は高すぎるのが最初からわかっていたので、そこをあまり意識することなくやっていた。
なので結果的に「want to」を見失ったままブログをやっていたように思う。
そこで「量をこなして自然とアウトプットする(したい)事柄が次々と溢れ出てくるようになりたい」という身近な「want to」思考を手にいれた。
その結果、ブログに対する新たな、かつ自然なモチベーションを手に入れることができた。
そう、「want to」の内容は、大きすぎるものだと実現するのに長い期間がかかる。
そのため、モチベーションとして機能しないことがあるのだ。
実は先ほど紹介した『すごい「実行力」』という本に、もう一つここに関してもヒントがあったので別の機会にまた紹介していきたい。
まずは量をこなす
前回の記事から1ヶ月近くが空いてしまった。
理由は明らかで、前回の記事の結論、「内容を限定する」にこだわりすぎて、結果的に発信する内容が決められなかったためだ。
まだブログを始めて間もない初心者と言っていいレベルだ。そのあたりはもう少し自分のレベルが上がってからやるスタイルでも遅くないのでは、と思った。
結局、内容を考え過ぎて、何も書けずに期間が過ぎていってしまった。
そこでプランを変更し、今の自分に必要なことは「量をこなすこと」なのではと考えた。
その考えのきっかけとなった引用を紹介したい。
「私は、今では700冊以上ほどの著書がありますが、最初は100冊を1つの大きな目標としていました。
100冊を目指して本を書き続けているうちに、「あれも書きたい」「こういうテーマもある」という具合に次々とネタが生まれてきて、アウトプットに拍車がかかったのです。
齋藤孝さんの「アウトプットする力」より引用
つまり、「アウトプットすればするほど、新たにアウトプットしたい事が出てくる」ということだ。
これは今の自分のブログのやり方にも当てはまるものだと思った。
「内容を考え過ぎて結果的に書けなくなる」よりも
「量をこなしていくことで自然とアウトプットしたい内容が生まれてくる」
というフェーズに入りたいと考えるようになった。
自分はまだブログを始めて間もない初心者のレベルと言っていい。そのため、考えたことや思ったことを言語化する技術はまだまだ低い。だから数をこなしてその技術を上げていくことが必須だと思う。
質を上げていくのはそこからでも遅くないのではと思う。