情報発信で競合に埋もれないために
「何を発信したらいいかわからない」「どんなものなら読まれるだろうか」
など、発信するテーマについて悩むことがあると思う。
仮に「好きだ」「得意だ」と思っているものがあったとしても、「すでに有名な人が発信していて勝てないのでは」と諦めたくなるが、勝つ方法がないわけではない。
では、どうすればいいのか?
1つヒントとなる動画を見つけたので紹介したい。
これは「精神科医 樺沢紫苑の樺チャンネル」の動画にあった内容で、非常に面白い気づきだった。
動画はこちら
小さなお山の大将になる
→「好きなもの」「得意なこと」の中のさらに小さい分野を攻める(限定する)ということだ。
紹介した動画の中では
「ラーメン」ではテーマが広すぎるので、有名な人には勝てない。
そのため、ラーメンの中でも「塩ラーメンに限定する」
ということが1つ例としてあげられている。
このことを自分のブログに当てはめて考えてみると
△「ライフハック」について発信する
→テーマが広すぎる
○「継続や習慣化に関してのライフハック」について発信する
→「継続・習慣化」に限定している
○「モチベーションを上げるライフハック」について発信する
→「モチベーション」に限定している
など、もっと細かい内容に絞って攻める、ということになるだろう。
テーマを変えてみよう。
例えばこれを「サッカー」で考えてみるとする。
△「サッカーについて色々と発信する」
これではテーマが広すぎるだろう。
そこで分野を限定してみる。
○「サッカーの自分の好きなチームについて発信する」
○「サッカーの練習方法について発信する」
このような感じになるだろうか。
サッカーもそうだが、非常に人気のあるものは「限定したつもりでも競合がまだ多い」こともあり得る。
そのため、競合が多そうならば「さらに限定する」必要が出てくるだろう。
「好きなチームについて発信する」であれば
「好きなチームの選手の移籍、加入について発信する」などのようにもっと細かくしていくような感じだろう。
これらを元に改めて考え直すと、自分がやろうとしているブログは、「テーマが広すぎる」と感じたと同時に、「これでは有名な人に勝てないだろうな」と感じた。もう少し扱うテーマについて工夫する必要がありそうだ。
量をこなすために意識すべき大事なこと
ブログ2記事目で早速ぶつかった壁
上手くなるためには量をこなすことが大事。
普通に考えれば当たり前のことではあるのだが、わかっていてもこなせない時がある。どういう時だろうか?
「質を気にしすぎている」ときだ。
このブログも毎日書こうと思っていたのだが、結果的には1記事目を書いてから数日開いてしまった。
理由は明らかで、完全に質を気にしすぎて発信できなくなっていたのだ。
1記事目を自分で読み返してみて、自分の文章力の拙さが気になったり、「これ誰が読むんだろう」など細かいことを色々と考えてしまい、なかなか次に進む気力が出なかったのだ。
しかし、「書く」ということを始めたばかりの自分が上手く書けないことに苦しむのは当然と言っていい。これから上手くなっていけばいいだけだ、というのは自分でも分かってはいる。
しかし、完璧主義傾向のある自分にとっては、どうしても最初からできるだけ質の高いものを書きたいと考えてしまう。
実際、これを書いている今もまた、細かいことを気にして書く手を止めてしまっていた。
そんな自分と同じように、質が気になってなかなか量がこなせない人のためのヒントとなる引用があるので紹介したい。
ある程度成功に結びついたアウトプットでも、どこかしらに「こう説明すればよかったのに」「こう書けばもっと伝わったのに」と言ったところが残るでしょう。
それらの「〜すればよかった」はすなわち学びです。そう、インプットなのです。ならば、その学びを次の機会で実践しましょう。それも違えば、また別の方法を実践すればいいのです。
『「思い通りに伝わるアウトプット術」(山口真由)より引用』
このブログを書いている自分に当てはめるとすると
・「細かい部分が気になってなかなか進まない」
→どんなに上手くアウトプットできたとしても「〜すればよかった」は出てきてしまう。それならば数をこなしてどんどん学んでいこう
・「この部分はこう書けばよかった」「もっとこの説明を入れるべきだった」
→「学び」として次の記事を書くときに実践していく
ということになるだろう。
結果的にこの気づきを得られたことによって無事に2記事目を書くことができた。2記事目を書くためにちょうどいいテーマだったのではないかと思う。まだまだ改善点の多い文章ではあると思うが、これが今の自分の力である。
後に読み返したら「もっとこうすればよかった」という部分がたくさん出てくると思うが、それは学びとして次に活かしていきたい。
アウトプット前提のインプットを実現する
インプットの効率を最大限に高めるために
「アウトプット前提でインプットしよう」というのが最近のビジネス書(アウトプット系)にはよく書かれている。これは実際インプットの質を高めるために重要なことだというのはわかっていた。
だが、実際に実践できるかと言われるとなかなかできていないのもまた事実だった。
そして本の内容を忘れてしまっていた。
この問題が長い間解決できていなかったのだが、最近読んだ「ベストオブ齋藤孝 頭を良くする全技法」という本に良いヒントがあったので紹介したい。
要するに、考えている人は、インプットする物事を「自分ごと」として認識しています。「自分ならどうするか」を考えているから、インプットをアウトプットに活用できるというわけです。」
『「ベストオブ齋藤孝 頭を良くする全技法」(齋藤孝)より引用』
そう、「自分だったらどうするか(というアウトプット)」を考えながらインプットする、ということだ。
詳しく説明するためにもう1つ引用を取り上げようと思う。
物事を「自分ごと」として認識する習慣をつければ、コンビニの陳列棚やランチの定食メニュー、ニュースなどを見る目がガラリと変わってきます。そこで得られた発見をすべて仕事のアウトプットへと応用していけるようになるのです。
『「ベストオブ齋藤孝 頭を良くする全技法」(齋藤孝)より引用』
この引用の中だと「コンビニの陳列棚」、「ランチの定食メニュー」、「ニュース」がインプットにあたる。
これらも職業柄細かく観察する人はいるとしても、大半の人はそこまで細かく見ている人はいないのではないかと思う。
ところが、「自分だったらどうするか」という視点で考えているとどうなるだろうか。
色んなところを細かく観察(インプット)していないと自分なりの考え(アウトプット)が出せないので、ただのインプットよりも濃密なインプットにならざるを得ないはずである。
日常で見かけるものですら、インプットの質を大きく上げることは可能なのである。そして、それは書籍などでも可能なのではないかと思う。
新しいことを学ぼうとビジネス本を買って読んでも、「ただのインプット」で終わってしまった本がかなりの数ある。
これからは「自分ならどうするか」を考えてインプットすることによって「アウトプット前提のインプット」が実現できるのではとワクワクしている。
この気づきをシェアしたいと思い、最初の記事にした。