アウトプット前提のインプットを実現する
インプットの効率を最大限に高めるために
「アウトプット前提でインプットしよう」というのが最近のビジネス書(アウトプット系)にはよく書かれている。これは実際インプットの質を高めるために重要なことだというのはわかっていた。
だが、実際に実践できるかと言われるとなかなかできていないのもまた事実だった。
そして本の内容を忘れてしまっていた。
この問題が長い間解決できていなかったのだが、最近読んだ「ベストオブ齋藤孝 頭を良くする全技法」という本に良いヒントがあったので紹介したい。
要するに、考えている人は、インプットする物事を「自分ごと」として認識しています。「自分ならどうするか」を考えているから、インプットをアウトプットに活用できるというわけです。」
『「ベストオブ齋藤孝 頭を良くする全技法」(齋藤孝)より引用』
そう、「自分だったらどうするか(というアウトプット)」を考えながらインプットする、ということだ。
詳しく説明するためにもう1つ引用を取り上げようと思う。
物事を「自分ごと」として認識する習慣をつければ、コンビニの陳列棚やランチの定食メニュー、ニュースなどを見る目がガラリと変わってきます。そこで得られた発見をすべて仕事のアウトプットへと応用していけるようになるのです。
『「ベストオブ齋藤孝 頭を良くする全技法」(齋藤孝)より引用』
この引用の中だと「コンビニの陳列棚」、「ランチの定食メニュー」、「ニュース」がインプットにあたる。
これらも職業柄細かく観察する人はいるとしても、大半の人はそこまで細かく見ている人はいないのではないかと思う。
ところが、「自分だったらどうするか」という視点で考えているとどうなるだろうか。
色んなところを細かく観察(インプット)していないと自分なりの考え(アウトプット)が出せないので、ただのインプットよりも濃密なインプットにならざるを得ないはずである。
日常で見かけるものですら、インプットの質を大きく上げることは可能なのである。そして、それは書籍などでも可能なのではないかと思う。
新しいことを学ぼうとビジネス本を買って読んでも、「ただのインプット」で終わってしまった本がかなりの数ある。
これからは「自分ならどうするか」を考えてインプットすることによって「アウトプット前提のインプット」が実現できるのではとワクワクしている。
この気づきをシェアしたいと思い、最初の記事にした。